驚きのデータが出ました。
文部科学省の調査によると、全国の公立小中学校のトイレのうち、47%が和式だそうです。とはいえ、文科省は洋式を推奨しています。1985年に発足した日本トイレ協会は、1996年に「学校トイレ研究会」を設立した上で、学校トイレの5Kを改善すべきと提言を発表していました。5Kとは、汚い・くさい・暗い・怖い・壊れているという意味。しかし、学校トイレ研究会からの当時の文部省に対する働きかけは、まともに相手にされなかったらしい。学校を所管する初等中等教育局も、学校施設に関する政策を担当する文教施設部も、全く関心を示さなかった。トイレに目を向けなかっただけでなく、民間企業からの提案に応じること自体が、当時の学校教育行政にはタブー視されていたらしい。サトミツ&ザ・トイレッツが推奨する「学校で堂々とトイレに行ってウンチをしよう」という考えは、同級生からからかわれるのがイヤだといの事と同時に、5Kだから学校のトイレに行きたくない、という根深い問題もあるようですね。