東京・渋谷を舞台にトイレ清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描く映画「パーフェクトデイズ」の日本公開日が決まりました。
映画「PERFECT DAYS」
(あらすじ)
Cinema Cafe Netより引用
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。
TTT
「ザ・トーキョー・トイレット」略してTTTの事は、「休憩室」リスナーであれば、ご存じだと思いますが、東京都渋谷区の公衆トイレの中でいくつかを画期的なデザインで作り直すというプロジェクトでした。いよいよ世界に名だたる有名設計者によるわくわくするような公衆トイレができあがりました。そのプロジェクトの舞台とも言える東京渋谷での物語。主人公の職業は「トイレ清掃士」。この番組が応援しないワケには参りません。
公開決定!
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、役所広司が最優秀男優賞を受賞した映画『PERFECT DAYS』が、12月22日より全国公開されることが決定した。
本作は、『パリ、テキサス』でカンヌ最高賞パルムドールを手にしているドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダースが監督・脚本を務め、東京で撮り上げたドラマ。ヴェンダース監督が長年リスペクトしてやまないという役所を主演に迎え、渋谷の公共トイレ清掃員・平山の、小さな喜びと美しさに満ちた日々を丹念につづる。共演には、柄本時生、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和ら実力派日本人キャストが名を連ねる。また、12月の公開に先駆け、10月23日から開催される第36回東京国際映画祭の審査委員長としてヴェンダース監督が来日することを記念して、10月24日より特別先行上映も行われる。
シネマトゥデイ
カンヌ男優賞受賞時の役所広司さんの言葉
ステージに上がった役所は「僕は賞が大好きですが、こうやって華々しいカンヌ映画祭でスピーチするのはあまり好きじゃない」と照れながらも、「でも本当にカンヌ映画祭、そして審査員の皆さんありがとうございました。観てくださったお客さんも、ここにいらっしゃると思いますが、ありがとうございました」と語ると拍手喝さい。ヴェンダース監督をはじめとしたチームの面々、事務所、妻への感謝を述べ、トロフィーを掲げて「これもらって帰ります! ありがとうございます!」と締めくくった。
シネマトゥデイ
なんと、2004年「誰も知らない」の柳楽優弥以来、19年ぶり、日本では二人目の受賞です。シャル・ウイ・ダンスであったり、沢山の名作映画に主演し続けている役所広司サンは、ヴィム監督との出会いを「この仕事を続けてきて良かった」とおっしゃってました。
そりゃそうなりますよね。「パリ・テキサス」とかサイコーでしたものね。