≪7月12日放送レポート≫おはなしのおはなし

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 作家田村です。

 今回は久しぶりに小学館の大泉高志さんが登場!
 5月発売の『小学一年生』7月号に掲載された佐藤さんのお話「勇気あるうんち」についての秘話が語られました。学校で「大きいほう」をする勇気を出させるための佐藤さん作のお話です。

 佐藤さんいわく「大喜利の答えを考えるすんごいおもしろい人、それでいて仕事ができる!」と称える大泉さん、番組2度目の登場です。

佐藤:「勇気あるうんち」の評判を伺いたいんですが、社内的にはどうでしたか?
大泉:6ページの枠で、いつもは宮沢賢治とか世界名作をやっているんですよ。創作のお話ってあまりやらないんですが、題材として非常におもしろいので異例の抜擢となりました。中身も本当に「(トイレに行く)勇気が出る話にしてくれた」という評判もあって。
読んでいるのが小学1年生で、お話に出てくるのも小学1年生だったので、「身近に感じてくれたんじゃないか」「ありそうでなかった」と。提案自体が新しかったというのも大きかったみたいですね。

佐藤:僕は宮沢賢治と肩を並べたわけですね(笑)。あと、この絵! セキウサコさんの!
大泉:柔らかいですよね。
佐藤:非常にやさしいタッチで僕のお話を表していただいています。買わないと見られないんですよね。
大泉:バックナンバーも販売しておりますので、読んでいない方はぜひ!

佐藤:読者の声も持ってきていただいているんですよね。
大泉:ありのままを紹介させていただきますと……お子さんと保護者でいうと、全体的な傾向としては保護者のほうに受けています。
感想ハガキをくれるのはお母さんが多いんですが、「勇気あるうんち」は珍しくお父さんからの称賛が多かったですね。
佐藤:やっぱり男性の問題なんですね。
大泉:女性は小と大の便器が分かれていませんからね。この結果にはハッとしました。
よかった記事をベスト5で書いてもらっているのですが、愛知県の41歳のお父さんなんかは、一番よかったのが佐藤さんのお話。ほかに挙げているのが恐竜特集、ドラえもん特集、ワールドカップ特集、マリオ特集。これらを抑えているわけですよ!
佐藤:子供大好きなものを抑えて!
大泉:一番に挙げている方は他にもいて。埼玉県の50歳のお父さんなんかは、ほかの4つを書かず「佐藤さんのがよかった!」とだけ書いてくれています。
男の子の反応も、いまは『妖怪ウォッチ』というのが流行っているのでそれのカードが一番評判いいのですが、あとの4つの中に佐藤さんのお話を上げています。やはり恐竜やドラえもんなど、子供大好きなものに負けずに。
佐藤:やっぱり男の子の心に刺さったんですね。

大泉:自由に感想を書いてもらう欄があるんですが、お母さんからも「勇気をもらえました」という反応がありまして。
佐藤:うれしい〜。
大泉:勇気は出たけど、実際行動に移すには至っていない……という声ももらっています。この辺がリアルな感想なのかなと。

佐藤:1年生の段階でトイレに対するネガティブなイメージを消せたら、トイレに行くことがスムーズになるかなと思いますね。
大泉:誌面に佐藤さんも書かれていますが、まったく恥ずかしいことじゃないですから。
佐藤:そうなんです! 恥ずかしくないし、当たり前のことですから。
大泉:これでいきなり世界が変わるわけではないと思いますが、こういう企画を発信していくことが第一歩かなと。充分リアクションはあった、というのが編集部の認識ですね。
佐藤:いや〜、よかった! これやって大泉さんの立場が危ぶまれたら大変だったので(笑)。今後とも相談させてください!

 その『小学一年生』7月号のバックナンバーはまだ購入できるのでまだ読んでいない方はぜひ!
http://family.shogakukan.co.jp/sho2_cover/201407.html

≪採用されたメール≫
【トイレに関するおたより】
RN 斜に構えたちびっ子
なぜ女性トイレには立ち便器がないのですか?
佐藤:以前の東京オリンピックのときにできたんですよね、あれは男女兼用でしたけど。

投稿者:

管理人

ディレクターですし、トークライブの共演者ですし、たまに納品もするし、でも元々は「おはよう!スプーン」で博士を迎えてお喋りしておった男であります。

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